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子供と一緒に成長しよう! 三歳から日記が書ける子をめざして

片付け能力を育てる”おもちゃ”編

まず冒頭でしっかり書いておきたいことがあります。

人間は楽しくないことはできない、ということです。

特に子供は素直な生き物ですから楽しくなければ何事もしません。

楽しくなければ何も覚えないし絵も字もかきません。

片付けも楽しくなければしないのです。

きっちん61 まぁこんなかんじ・・・

では楽し おもちゃを片付けられる収納を考えましょう。


1)まずは、おもちゃを分類します。

ボールとタンバリンとミニカーとコップなどが大きな箱の中に一緒に入っている。

これは絶対ダメです!

ボールは、ボール、ラケットなど「ボールで遊ぶ」というグループで集めます。

タンバリンは鍵盤のおもちゃ、すずなどと「楽器」あるいは「音のするもの」などのグループにします。

ミニカーがたくさんあれば「ミニカー」だけ。

少なければほかの乗り物のおもちゃなどと一緒の「乗り物」のグループにします。

ままごと用品はままごと用品でグループにします。

野菜や包丁なべまな板などすべて「ままごと」グループにします。

▼▼分類することの意味▼▼

分類してないと次の遊びに移るときさっきまで使っていたおもちゃを片付けることができません。

しまう場所がひとつの同じ大きな箱だったら、遊びは何度も変えていても

今度の遊びに必要のないものだけ片付けるということができません。

だからいつも部屋じゅうが広げたおもちゃでいっぱいになっていないと遊べないのです。

まずは分類をしましょう。

分類すると次の遊びに移るときに片付ける習慣が始められます。

2)分類したおもちゃはそれぞれがちょうど入るような大きさのかごや箱を用意して入れます。

(同じ種類や色のかごや箱を用意したほうが並べたとききれいに見えるのでいいと思います。)

今後も増えそうなものは少し余裕のある大きさを用意します。

そしてそれぞれの箱やかごにグループの名前を書いたラベルを貼ります。

漢字でもひらがなでもカタカナでも。まだ字が読めなくてもです。

みているうちに自然とそれが何なのか読めるようになります。

だから無理にひらがなで書く必要もありません。

それらの箱やかごを一列に並べられる場所をどこかに作ってあげてください。

一列が無理でもできるだけ並んでおけるように工夫してあげてください。

一目で何がどこにあるかわかるようにするためです。

それぞれの置き場を決めたら置き場所の方にもグループの名前を書いて貼ってください。

かごや箱に書いた名前と同じように書いてください。

出したかごを元に戻すことが自分でできる環境はこれでできあがりです。  

3)分類したものひとつをさらに分類して個々の指定箇所を作ります。

種類別になったおもちゃのグループのひとつだけをさらにグループ分けします。

どこにあったか記憶し戻すことのできる能力を遊びながら楽しく育てます。

一番興味を持って長い時間遊ぶおもちゃ、手に取る回数の多いおもちゃがいいと思います。

うちはキッチンのおもちゃでしてみました。

キティキッチン2こんなものを作りました。

おさがりでいただいたキティちゃんのキッチン、意外と大きくてじゃまなので
キャスターをつけた台に乗せたいということと

下に材料も道具も全部入れられるようにしようと思って作りました。

あまっているものを使って作ったのであまりいい仕上がりではありませんが…。

キッチンごっこはすべてここにあるものでできるということが大事なのです。

(使う場所に使うものを置くこと。)


大きな道具は必ずここにかけるという指定場所を作ってあります。

キティキッチン3 (ほとんど100均で買った本物の料理の道具ですが。)

こうして遊びながらも場所を覚え、取る楽しみが戻す楽しみにとつながっていきます。
 
キティキッチン1 こんな色の指定も 折り紙を切って貼るだけ。
娘はもうこの色のしるしはなくてもいつも同じように戻せます。(が親ができないのでまだ貼ってあります。)

真ん中の段の深さの浅い箱(引き出しに見立てたつもり)には食器と包丁が入っています。

キティキッチン6
それぞれジップ付き袋に名前を書いて入れてあります。

下の段のかごには材料が入っています。

キティキッチン4
これらも丈夫なビニール袋に名前を書いて貼ってあります。

キティキッチン5
おすしにはカードも一緒に入れておすし屋さんで漢字が読めるように仕込んであります。

スプーンとフォークの数を最初から変えて入れてみたりしました。(数の お勉強にもなります。)

ジップ付き袋は最初は自分で開けられなかったのですがだんだんあけるも閉めるもできるようになりました。

指先を器用にする効果もありますね。

野菜と果物など「仲間はずれは?」という問題もこれで教えることなくクリアです!。

これらすべての道具を全部出して遊んでいてもこれはどこにあったかな?と聞いて 
考えさせながら正しい袋に戻していきます。

スプーンはいくつあったかな?じゃあひとつ足りないから探して、などともしました。

結果、片付けのとき最初にあった本数がなければ足りないよ~と言って探すようにもなりました。 

スプーンもフォークもお玉も包丁も、全部一緒にがさっといれてあれば覚えられず

減っていても気がつくことはできなかったと思います。

こうしてお料理ごっこで一緒に遊んでいる最中に問いかけをし戻す能力をつけていきました。

キッチンセットでお片づけ能力を育てたのでほかのおもちゃも毎回指定の 箱に
戻せるようになりました。

▼▼ 何もDIYしなくても ▼▼ 

100均で売っている網を壁につけ、あとはS字フックをかければ個々の 指定席が作れます。

かごを置くところがなかったらその網に(野菜用、果物用などの)手提げかごをかけるようにすればいいと思います。

ようは 一箇所に全部まとまっていることと細分化されていること、個々の指定席があることが大事なのです。


キッチンセット以外だったらどうしたらよいか。

たとえば。

ミニカーなら、たくさんあればメーカー別に箱をわけていれる。

メーカー別にしても覚えられないようなら箱と個々のミニカーに同じシールを貼ってあげるといいと思います。

丸い 色シールならたくさん入ったものが100均で買えます。

ある程度日数がたてばシールをとってしまっても同じように箱に入れることができるようになります。

そんなにたくさんなければ個々の車の名前を書いた上にミニカーを置けるような箱を作るといいと思います。

字が読めなくてもこれはポルシェだからここね、とポルシェと書いたところを指差して言っていれば数回で覚えます。
  

最近は・・・。
増えるものは細かいものがほとんどなので 
かたづけ
こんな100均で3つで100円くらいの小さいタッパーを利用しています。
内容を書かなくても透けて見えるのでわかるようです。

買ったとき入っていた箱に入れておくよりもこういうものに移してしまったほうが使いやすく見栄えもきれいです。




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